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『さんかく』 2010 監督/吉田恵輔 ○

高岡蒼甫主演恋愛映画「さんかく」(「映画分析研究所」さん)
<同棲中のカップル百瀬と佳代の元に、佳代の妹・桃(中3)が遊びにくる。それ以来、3人の間で微妙な空気が生まれる>

さんかく

ありがちな三角関係のドラマ程度かと、あまり期待してなかったけど、これが面白くて、目が離せなかった。
意外にブラックで、ヘビーで、だけど笑えて…なかなかの佳作だと思います。

登場人物も少ないし、設定もありがちで、地味なんだけど、よく、ここまで面白く出来たなーと、感心した。
冒頭、3人で車の中で、何を食べるか、話し合ってる処から、もうおかしかったもん。
3人とも、食べたいものがバラバラで、全くかみ合わない。

純喫茶磯辺」の監督でした。
この監督、センスいいです。ファンになっちゃった。

登場する3人共、人間くさくって、皆 憎めない。
ドラマにありがちな、姉妹が仲良くて…みたいな事もなくて、微妙に仲悪くて、お互いにそっけない話し方をする姉妹ぶりが、リアル。
再会した時も、「あー…」みたいな、そっけないんだよねー。
本当の家族なら、テンション低いよね。

高岡蒼甫って、興味ないどころか、むしろ嫌いだったんだけど(顔が)、この映画の彼は良い!
リアルな今時の男そのもの。
弱いものには、いばりくさって、上司とか客には、それなりに気をつかう。
かなり、嫌な奴なんだけど、時々、優しいんで、憎めない。
 
この、ほんの時々見せる優しさに、惚れてるんだよね、佳代(田畑智子)は。
分かる分かる。
そういう男を、自然に演じていて、うまいです。
次々起こる悲劇(?)へのリアクションも、いちいち面白かった。

相手役が今時のギャルっぽい娘じゃなくて、田畑智子というのが、またリアル。
小野恵令奈は声がガラガラだね。
それもある意味リアルだったりして。
若い娘独特のガラガラ加減(?)。

ストーリーは思っていた以上に、意外な展開に進み、意外な事件の真犯人が出てきたり…。
もうちょっと、観続けていたかった。
くせになります。

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