ユー・キャン・カウント・オン・ミー
<幼い頃に両親を亡くした姉と弟。時がたち、故郷でシングルマザーをしている姉のもとに、久しぶりに弟がやってくる。しかし、2人はどうも、かみあわず…>
アカデミー主演女優賞、脚本賞にノミネートされていたにも関わらず、地味だったからか、日本未公開でDVD発売のみとなった本作。
ローラ・リニーとマーク・ラファロ、そしてマシュー・プロデリックも♪
かなり私好みの俳優さん達が出ているので、観てみた。
ホントに、しばらく音信不通だった弟が姉の家に久しぶりにやってきて、数日滞在するだけの、ホントに地味ーな内容なのだが、これが最後まで目が離せないくらい、映画のなかに入り込んでしまった。
俳優さんの力もかなりあるとは思うが、なんでしょう?
うるさいCMよりも、静かなCMの方がスッと耳に入ってくる、みたいなそんな例えを出すと、この感覚は分かってもらえるだろうか?
出てくる登場人物がなぜか皆、やることなすこと空回りして、静かにもがいている。
マシュー・プロデリックとローラ・リニーとの関係がかなり面白かった。
人間、何でそーなっちゃうの?てな方向に強く引き寄せられてしまうことがあるもんだ。
大嫌いで憎らしいのに、マシュー・プロデリックといると、妙に心地良くって、落ち着けたんであろう、ローラ・リニーの気持ちが何となく分かるような気がした。
マシュー・プロデリックの演技も相変わらず、最高。サラリと嫌な奴を演じられる俳優ってスゴイと思う、しかも人間くさくて、まるっきりの嫌な奴に見えない所がミソなのだ。
ローラ・リニーの息子役が、何とかカルキンといって、カルキン兄弟の末っ子?一体何人いるんだか…。
でもこの子が余計な芝居しなくて、とっても良かった。
分かっていて、少し、生気のない少年という役作りだったらスゴイ。
ローラ・リニーの別れたダンナの話とか、マーク・ラファロの自殺未遂した恋人の話をあえて、詳しく出さなかったのも、良かったと思う。
そして、ラスト!!何の工夫もない、姉と弟のバス停での、静かな静かな別れのシーンが、とっても心に染み
入って泣けてきた。
「姉さんがここにいるから、僕はいつでも安心していられるんだ」みたいなセリフにまた涙…。
今まで観た映画の中でも、かなりの名シーンでした。
大好きな「ストレイト・ストーリー」や「マイライフ アズア ドッグ」のような、観終わった後、静かで暖かい余韻が残った。

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