ビリー・ワイルダー
Apr 22, 2006
Oct 11, 2004
[映画] アパートの鍵貸します (1960)
すばらしい。名作です。
有名な作品で、これがベストワンだという人も多いでしょう。
音楽でいうビートルズのような、映画のスタンダード。
45年前の映画なのに、古さを感じなかった。
ジャック・レモンは、ハンサムじゃないからいいんですな。
彼がかもし出すサラリーマンの悲哀には、共感せずにいられない。
シャーリー・マクレーンは親しみやすいヒロインだ。
どことなく日本人ぽい顔立ちで、愛嬌がある。
とにかく面白いアイディアがたくさん詰まっている。
後年のいろいろな作品に影響を与えていることが
観ていてよくわかりました。
The Apartment
1960年 アメリカ
監督 : ビリー・ワイルダー
出演 : ジャック・レモン、シャーリー・マクレーン、フレッド・マクマレイ、レイ・ウォルストン
アパートの鍵貸します(Amazon.co.jp) DVD ¥2,079
Oct 02, 2004
[映画] 情婦 (1958)
これまた大傑作ですな。
とってもおもしろかった。
マレーネ・ディートリッヒは1901年生まれだから、
出演時は50代でしょうか。
まったくそうは見えなかった。
若くみえたし、みごとな脚線美だったですよ。
弁護士を演じたチャールズ・ロートンは初見でしたが、
名優として知られている人だそうで。
なるほどすばらしく上手い役者だった。表情ゆたかで人間味がある。
ディートリッヒとの丁々発止は見ごたえがあった。
病み上がりという設定で看護婦がつきそっているのだが、
この看護婦とのやりとりも面白い。
あとで調べたらこのふたり、実生活では夫婦だということで、
大いに納得する。
そして何といっても、完璧に計算されたビリー・ワイルダーの脚本。
なにげない小道具があとで利いてくるから、ひと場面も気が抜けません。
結末はどんでん返しだが、それよりむしろ、サプライズの後の
着地がじつに見事だと思った。
おすすめ。
Witness for the Prosecution
1958年 アメリカ
監督:ビリー・ワイルダー
出演:マレーネ・ディートリッヒ、チャールズ・ロートン、タイロン・パワー、エルザ・ランチェスター
原作:アガサ・クリスティ『検察側の証人』
Sep 30, 2004
[映画] あなただけ今晩は (1963)
ジャック・レモンていいですねえ。
表情、動き、マシンガンのようなセリフまわし、絶品だ。
生真面目な新米警察官の役。
お堅い警察官が、なぜにあれほど変装としゃべりが上手いのか、
普通に考えるとおかしいのだけれど、そこはコメディだからOKなのだ。
シャーリー・マクレーンもよい。
下がり眉の泣き笑い顔で、愛嬌があります。
Irma La Douce
1963年 アメリカ
監督 : ビリー・ワイルダー
出演 : シャーリー・マクレーン、ジャック・レモン、ブルース・ヤーネル、ルー・ジャコビ
・あなただけ今晩は(Amazon.co.jp) DVD ¥4,179
・あなただけ今晩は@映画生活
Sep 20, 2004
[映画] 麗しのサブリナ (1954)
Sabrina(1954)
ビリー・ワイルダーを初体験。
構成とセリフの巧みさは、映画初心者の自分でも
見事なものだと感じた。
ユーモアがしゃれている。
50年前の作品なのにまったく古びてない。
いやー、おもしろかった。
ハンフリー・ボガードも初めて観るのです。
かっこよかった。
なんだろうかあのかっこよさは。
仕事一筋の堅物という役どころで、結構おとぼけな
キャラクターだが、渋い。
黙っていても渋さがにじみ出てくる。すごい存在感。
この人が恋愛映画に出てくるのは珍しいはず。
ミスキャスト、という評も見かけた。
たしかに、ヒロインとは年齢差があるし、どうしても浮いて見える。
しかし完璧なストーリー、完璧なヒロインに対して、
ボガードの異物感が逆におもしろいと思った。
オードリー・ヘップバーンは少し控えめにみえたけど、
それにしても、ワイルダーとボガード、二人の大物と
若くして堂々と渡り合っているのはすごい。
こういうのをロマンチック・コメディって言うんでしょうね。
なるほどなるほど。
1954年 アメリカ
監督 : ビリー・ワイルダー
出演 : オードリー・ヘップバーン、ハンフリー・ボガート、ウィリアム・ホールデン、ジョン・ウィリアムズ
・ 麗しのサブリナ(DVD)
・麗しのサブリナ@映画生活