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2004年8月14日 (土)

[映画] カメレオンマン (1983)

Zelig

1983年 アメリカ

監督:ウディ・アレン
出演:ウディ・アレン、ミア・ファロー

これはよかった。
ウディ・アレンは作品数が多いだけに、
どれをみたらいいのか迷うところだけど、
この「カメレオンマン」は自信をもっておすすめできる。

荒唐無稽な設定で、ドタバタのコメディであり、
恋愛ドラマでもありながら、社会風刺が効いていて、
現代史をダイジェスト的に見せてくれさえする。
お得感たっぷり。

冒頭にスーザン・ソンタグやソール・ベローらが出てきて、
まことしやかに架空の人物Zeligについて語らせる。
人を喰ってる。出てきたふたりも偉い。

国民的な人気者となったZeligを題材にして歌が作られる。
これがとてもリアルで、かわいらしくて最高である。

抑えた演技のミア・ファローもよかった。

医者のミア・ファローと話していると自分も医者になってしまう、
「カメレオンマン」のZelig。
ミアは静かに質問をかさねてZeligの答えから矛盾を引き出し、
Zeligが化けている医者の仮面を剥いでいく。
可笑しくて悲しい場面だった。

傑作です。
独創的なアイディアと凝りに凝った映像。

この時代のどんな映画作家も、この映画を見たら
「やられた」ときっと悔しい思いをしたのではないか。

そんなことが想像されるくらい、ウディ・アレンの才気が
激しくほとばしりまくってる映画でした。

カメレオンマン(ビデオ)

ウディ・アレン

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