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2004年4月24日 (土)

[本] 探偵は吹雪の果てに (東直己)

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2004年 早川書房(ハヤカワ文庫)

ススキノの探偵“俺”シリーズ。
前作「探偵はひとりぼっち」から、おそらく15年くらい経っている設定だ。
一気に時間が進んでしまった。

“俺”は45歳になっている。
もう若くはない。
それでもあいかわらず、ひとりで好きなように生きている。
かなりヒドイ目にも遭う。しかし頑固に、一匹狼を貫く。
ほとんどやせ我慢なのだが。
かっこ悪いけど、かっこいいと思う。
ある意味理想の生き方だ。

北海道の田舎の醜い話がたくさん出てくる。
田舎の人だから素朴であたたかい、なんて事は嘘で、
実は田舎にこそ下衆で汚い人間がいる。
これは本当だと思う。

笑えるポイントも多い。
今回は特にギャグが切れてるかも。
言葉尻に必ず「・・・、あ!?」と言う(しかし別に質問しているわけではない)
じいちゃんとの30ページにわたる会話は傑作。
シャワートイレなしでは暮せないという情けない話にも爆笑した。

そして、今作は恋愛の話でもある。ラストがよかった。

文庫だが解説はない。珍しく「あとがき」がある。
最初にさりげなく献辞があったりもする。
なにか著者のこの作品に対する特別な思い入れを感じる。

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